動画編集の世界に足を踏み入れる際、最初に直面するのが「どの動画編集ソフトを選べばよいのか?」という悩みですよね。
現在、さまざまな動画編集ソフトが存在し、それぞれの特徴や機能は多岐にわたります。初心者からプロフェッショナルまで、目的や予算に応じて最良のツールを見つけることが、動画制作をスムーズに行うための鍵となります。
本記事では、動画編集ソフトを選ぶ際の基本的なポイントや、定番の動画編集ソフトとその特徴について詳しく解説します。
この記事を参考に、自分に合った動画編集ソフトを見つけてください!
1. プロが使う定番の動画編集ソフト
Premiere Pro / Adobe

Premiere Proは、主に実写の動画編集に使用される国内シェア率No.1、世界でも広く使われているプロ向けの動画編集ソフトです。実写動画の編集ソフト選びに迷った場合は、このソフトを選んでおけば間違いないでしょう。
最大の魅力は、Adobe社が提供している様々なクリエイティブソフトとの連携が簡単にできることです。例えば、After Effectsと連携すれば、アニメーションやCGを加えた高度な映像制作が可能になり、Auditionと連携すれば、細やかな音の修正や加工ができます。
買い切りのプランはなく、サブスクリプションのみの利用となりますが、7日間のトライアル期間があるので、導入に迷った場合は活用してみましょう。
- 主な特徴:
実写動画編集に関する豊富な編集機能、After Effects、Audition、illustratorなど他のAdobeソフトとシームレスに連携が可能、業界における高いシェア率があり、外部プラグインなども豊富、参考書やスクールといったチュートリアル情報の取得が簡単、サブスクリプションでの利用となるため、常に最新版として最新機能の利用が可能 - 対応OS:Windows, macOS
- 料金:3,280円/月、7日間の無料トライアル期間あり
- URL:https://www.adobe.com/jp/products/premiere.html
Davinci Resolve / Blackmagic Design

Davinci ResolveはオーストラリアのBlackmagic Design社が提供する、主に実写の動画編集に使用される動画編集ソフトです。以前は映像編集の中でも、カラーグレーディングと呼ばれる、細かく色味を調整する工程で主に使用されていましたが、最近ではその他の編集機能も充実してきており、Adobe Premiere Proから乗り換えるユーザーも増えています。
特に商業映画やCMといったクオリティを追求するカラーグレーディングでは、多くの場面でDavinci Resolveが用いられており、Premiere Proで編集されたプロジェクトであっても、カラーグレーディングだけDavinci Resolveに移行して行うことも珍しくありません。
またDavinci Resolveには商用利用可能な無料版が用意されており、この無料版でも十分すぎる編集機能があるので、お金をかけずに動画編集にチャレンジしてみたい方にはオススメの編集ソフトです。
- 主な特徴:
実写動画編集に関する豊富な編集機能、カラーグレーディング(色調補正)の性能は業界トップクラス、無料版が用意されており、商用利用も可能、複数人で同時に同じプロジェクトを作業する機能もあり - 対応OS:Windows, macOS
- 料金:49,980円(買い切り)、無料版も商用利用可能(一部機能に制限あり)
- URL:https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve
After Effects / Adobe

Adobe After Effectsは、モーショングラフィックスやビジュアルエフェクト(VFX)などの領域で用いられる動画編集ソフトです。2Dや3Dアニメーション、色調補正、合成、エフェクト作成など、幅広い用途に使用されます。
インフォグラフィックスや特殊効果などを加えた、ハイクオリティな動画を制作する際には必須となる編集ソフトで、実写向けの動画編集ソフトであるPremiere Proと連携して使いやすいのが、最大の特徴です。こちらもPremiere Proと同様に買い切りのプランはなく、サブスクリプションのみの利用となりますが、7日間のトライアル期間があります。
また、Adobe製品には、全てのソフトウェアをまとめて使用できるCreative Cloud Pro(旧コンプリートプラン)が用意されており、3製品以上同時に契約する場合はそちらの方が安くなるので、併せて検討してみましょう。
- 主な特徴:
モーショングラフィックスやVFXに関する豊富な編集機能、Premiere Pro、Audition、illustratorなど他のAdobeソフトとシームレスに連携が可能、業界における高いシェア率があり、外部プラグインなども豊富、参考書やスクールといったチュートリアル情報の取得が簡単、サブスクリプションでの利用となるため、常に最新版として最新機能の利用が可能 - 対応OS:Windows, macOS
- 料金:3,280円/月、7日間の無料トライアル期間あり
- URL:https://www.adobe.com/jp/products/aftereffects.html
Final Cut Pro / Apple

Final Cut ProはApple社が提供する、主に実写の動画編集に使用される動画編集ソフトです。macOS専用のため、MacBookやiMacで快適に動作するように設計をされているのが最大の特長です。Premiere ProのmacOS版と考えるとわかりやすいでしょう。基本搭載されているアニメーション・エフェクト・効果音のテンプレートが豊富なのも嬉しいポイントです。
以前は動画編集と言えば、Final Cut Proというイメージがあり、そのためにmacOSを導入している人も多くいましたが、その後、Adobe製品の台頭により多くのユーザーがPremiere Proに流れてしまいました。
- 主な特徴:
実写動画編集に関する豊富な編集機能、macOSに最適化した設計が行われている、アニメーション・エフェクト・効果音のテンプレートが豊富 - 対応OS:macOSのみ
- 料金:36,800円(買い切り)、90日間の無料トライアル期間あり
- URL:https://www.apple.com/jp/final-cut-pro/
2. 動画編集ソフトの選び方
動画編集ソフトの特色
動画編集ソフトを選ぶ際、まず押さえておきたいのがソフトごとの特色です。
カット編集、トランジション、テキスト挿入、音声調整などは、ほとんどのソフトに搭載されていますが、使いやすさや操作性は千差万別。
YouTubeなどのSNSに投稿する動画の編集、アニメーションの編集、高品質な映像作品づくりなど、その目的によっても最適な動画編集ソフトは異なります。
まずは動画編集ソフトを使って、どんな動画を制作したいかを明確にしましょう。
多くのユーザーが使用しているかどうか
人気のあるソフトには理由があります。使いやすさ、安定性、サポートの充実度などが評価されているからです。また、ユーザーが多いソフトであれば、トラブル時に解決方法を見つけやすかったり、快適にソフトを操作するための外部プラグインが豊富というメリットもあります。
さらには、チームや仲間と連携して編集をする必要が出たときに、スムーズにデータの引き継ぎを行うこともできます。他のソフトに移行して、操作に慣れるには一定の時間がかかるので、できる限りメジャーなソフトを使用することをオススメします。
パソコンの必要スペックを満たしているかどうか
動画編集ソフトを選ぶ際は、使用するパソコンのスペックも考慮しましょう。高性能なソフトを快適に使用するためには、CPUやグラフィックボード、メモリなどの高いスペックが必要です。
他にも、Mac専用・Windows専用といった使用できるOSが決まっている編集ソフトもあります。
代表的な例だと、AppleのFinal Cut Proは、Mac専用のため、Windowsでは使用することができません。
ソフトを導入する前に、自分のパソコンで編集ソフトが動作するか確認しておきましょう。
自分が持っていないOSのパソコンを使ってみたいなら、パソコンのレンタルを活用してみても良いかもしれません。下記サイトであれば、Windows・Macともに様々なパソコンをレンタルすることができます。
モノカリ:https://monocari.com/product-category/pc
費用
最終的には、予算に合った動画編集ソフトを選ぶことが重要です。
プロ仕様の編集ソフトは豊富な機能がありますが、高価なものも多いため、自分の求める編集作業にプロ仕様の編集ソフトが必要かどうか、十分に検討しましょう。まだまだ使う機会が少ないなら、まずはDaVinci Resolveの無料版から始めてみるのも良いかもしれません。
3. 結局どの動画編集ソフトを選べば良いの?
ここまで様々な角度から、動画編集ソフトの特徴や選び方を解説してきました。
しかしながら、皆さんが気になるのは「結局どの動画編集ソフトを選べば良いのか」でしょう。
そこでプロの視点から、独断と偏見でおすすめの動画編集ソフトをピックアップいたします。
実写系の動画編集ソフト … Premiere Pro
実写の動画編集ソフト選びに迷った場合は、Premiere Proを使っておけば間違いはありません。
操作方法も、Davinci ResolveやFinal Cut Proと似ている部分もあるので、どうしてもソフトを移行する必要が出た場合でも、すぐに慣れることができるでしょう。
デメリットとしては、買い切りのプランが無く、サブスクリプションのみの契約となるため、長期的に見ると費用が高くついてしまうことです。
モーショングラフィックス系の動画編集ソフト … After Effects
モーショングラフィックス系の動画編集ソフトは、実質After Effectsのみの一択となります。
他社ソフトでも、制作できるモーショングラフィックスもありますが、自由度や追求できるクオリティという面では、遠くAfter Effectsに及びません。こちらもサブスクリプションのみの契約となってしまいますが、代替ソフトが無いため割り切るしかないのが現状です。
実写系の動画編集で費用を抑えたい場合 … Davinci Resolve
これから実写系の動画編集を始める方や勉強する方や、趣味で動画編集をされる方は、Davinci Resolveの無料版からスタートすると良いでしょう。もしその後、更に動画編集をバリバリ行いたい場合や、仕事として動画編集をすることになった場合には、買い切りの有料版に移行することを検討してみると良いでしょう。
デメリットとしては、使用ユーザーがPremiere Proに比べるとまだ少ないので、他のクリエイターと連携して作業することになった場合は、手間が増えるかもしれません。また、外部プラグインなどが多くないことも懸念点となるでしょう。
動画編集ソフトの使い方を学びたい方は、無料版から有料ソフトまで完備している
東京のボイトレスクール WACCA MUSIC SCHOOLの動画編集教室
吉祥寺のボイトレスクール ZIGZAG MUSIC SCHOOLの動画編集教室
立川のボイトレスクール DECO MUSIC SCHOOLの動画編集教室
大宮(埼玉)のボイトレスクールNOPPO MUSICSCHOOLの動画編集教室
での受講もおすすめです。
4. まとめ
Adobe Premiere Pro、Davinci Resolve、Adobe After Effects、Final Cut Proはどれも優れたソフトですが、それぞれに特徴があり、自分の目的や使用環境、予算に合わせて選ぶことが大切です。
また、プロが使う動画編集ソフトの選び方についても解説してきましたが、最終的にプロとして動画編集を行う場合、程度に差はあれど、Adobe Premiere Pro、Davinci Resolve、Adobe After Effectsあたりのソフトは、全て使う必要が出てくるため、「どのソフトから始めるか」といった判断になるでしょう。
下記記事では、動画生成AIツールを特集しているので、併せて参考にしてみてください!
参考記事
【無料】youtube動画を編集可能なソフトおすすめ7選を紹介!
5. 動画編集ソフト選びに関するよくある質問
プロ向けの動画編集ソフトは高価ですが、初心者は無料ソフトから始めるべきですか?
まずは無料版から始めて操作感を確認することをおすすめします。特にDaVinci Resolveは、無料版でもプロレベルの編集が可能なため、コストを抑えたい初心者に最適です。ただし、将来的に仕事として動画編集を受けたい場合は、業界標準であるPremiere Proを最初から使いこなせるようになっておくと、案件の獲得やデータの受け渡しがスムーズになります。
買い切り版の動画編集ソフトとサブスクリプション版、どちらがおすすめですか?
長期間(3年以上)同じソフトを使い続けるなら、Final Cut ProやDaVinci Resolveのような「買い切り版」の方がコストを抑えられます。一方で、常に最新のAI機能やクラウド連携を活用したい、あるいは短期間だけ集中して使いたいという場合は、Premiere Proのような「サブスクリプション版」が便利です。自分のライフスタイルや編集頻度に合わせて選びましょう。
Adobeのソフトを使いたい場合、「単体プラン」と「Creative Cloud Pro」どちらがお得ですか?
3つ以上のソフト(例:Premiere Pro + After Effects + Photoshop)を併用するなら、Creative Cloud Pro(旧コンプリートプラン)の方が圧倒的にお得です。特にAfter Effectsを使った高度な加工も視野に入れているなら、素材作成用のPhotoshopなどもセットになっているProプランが推奨されます。
最新のAI機能は、どの動画編集ソフトでも使えますか?
主要なソフトは競ってAI機能を導入しています。Premiere Proは生成AIを活用した「オブジェクトの削除・追加」や、文字起こしベースの編集に強みがあります。DaVinci Resolveは、人物の背景を自動で切り抜く「マジックマスク」や、AIによるノイズ除去の精度が非常に高いです。ソフトによって得意なAI機能が異なるため、自分が「時短したい工程」に合わせて選ぶのが賢い選択です。
スマホで撮影した動画も、動画編集ソフトで編集できますか?
はい、もちろん可能です。現在のプロ用ソフトはiPhoneやAndroidで撮影されたファイル形式(MOV、MP4など)に幅広く対応しています。ただし、スマホ動画は「可変フレームレート(VFR)」という形式になっていることがあり、編集ソフトに取り込むと音ズレが発生する場合があります。その際は、変換ソフト等で固定フレームレートに変換してから取り込むと安定します

