IR動画や株主総会の映像を作ろうとしたとき、「一般的な動画制作会社に頼んで大丈夫なのか」「数値や事業内容を正確に、かつ分かりやすく伝えられる会社はどこか」と悩んでいませんか。IR・株主総会向けの動画は、株主や投資家に向けて正確な情報を分かりやすく伝えることが求められ、映像の見栄えだけでなく、数値の扱いや社内確認のプロセスへの理解が仕上がりを左右します。開催日が決まっているため、スケジュール管理や当日の再生・配信の運用まで任せられるかも重要な選定基準です。
本記事では、IR・株主総会動画に強い制作会社を、IR特化型や配信・運営まで対応する会社など、得意分野が異なるタイプごとに紹介するとともに、選び方・費用相場・依頼の流れまで、動画制作会社の視点で解説します。IR動画そのものの費用相場・事例は「IR動画・株主総会動画とは?メリット・費用相場・事例」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
IR・株主総会動画の制作会社の選び方
IR・株主総会動画の制作会社選びは、「誰に、どの場面で、何を伝えたいか」を先に決め、その場面に近い実績を持つ会社に絞ってから、同じ条件で比較することが失敗を防ぐ近道です。株主総会か決算説明会かで、求められる構成や尺、当日の運用が大きく変わるためです。
使う場面・目的から逆算して選ぶ
IR・株主総会動画は、使う場面によって伝える内容と見せ方が変わります。まずは今回の動画をどこで使うのかを明確にしましょう。
- 株主総会での事業報告目的:議長の負担を減らし、総会の進行に合わせた構成ができる会社が向く
- 決算説明会・投資家向け説明目的:業績や財務のポイントを、グラフや図解で分かりやすく見せられる会社が向く
- 経営メッセージ・トップインタビュー目的:経営者の言葉を信頼感のある映像にまとめられる会社が向く
- 統合報告書・中期経営計画の補完目的:複雑な戦略を分かりやすく整理して映像化できる会社が向く
複数の場面で使い回したい場合は、最も重視する場面を1つ決めてから会社を選ぶと、企画の軸がぶれずに済みます。
会社のタイプによって向き不向きがある
IR・株主総会動画を手がける会社は、強みによって大きく次のタイプに分かれます。どのタイプが自社の目的に合うかを押さえると、候補選びが速くなります。
- IR特化・総会運営型:IR動画や株主総会の映像化・配信を専門とし、毎年の運用に慣れている
- 配信・機材運用型:撮影、ライブ配信、プロンプターなど当日の運用まで支える
- 大手グループ・式典運営型:大規模な総会で、映像以外の進行面まで含めて支援する
- 戦略・ワンストップ型:経営戦略の整理から制作・配信まで一貫して対応する
- 料金明示・多言語型:料金の目安を公開し、英語対応など海外投資家向けにも対応する
公式サイトで、株主総会・決算説明会の実績や、当日の運用への対応範囲を確認すると、タイプの見分けがつきやすくなります。映像制作に特化した会社は表現の作り込みに強く、運営面まで担う会社は当日のトラブルを減らしやすい傾向があります。
制作実績の「見るべきポイント」
公式サイトの制作実績は、その会社の得意分野を見極める最良の材料です。本数の多さだけでなく、次の観点で中身を確認すると、自社に合うかどうかが判断できます。
- IR・株主総会の事例があるか:一般的な会社紹介動画が中心の会社もあるため用途を確認する
- 数値やグラフの見せ方が明快か:財務情報が正確かつ直感的に伝わる構成になっているか
- 当日の運用に対応しているか:再生機材、配信、プロンプター、リハーサルの対応範囲を確認する
- 社内確認のプロセスに慣れているか:IR・法務・経営陣の確認フローを想定した進行ができるか
- 継続して依頼しやすいか:毎年の総会で前年の素材を活用できる仕組みがあるか
制作会社の種類ごとの詳しい特徴は「動画制作会社の選び方」でも解説しています。次章では、こうしたタイプの異なる制作会社を、それぞれの強みとどんな目的に向くかとあわせて紹介します。
IR・株主総会動画におすすめの制作会社
ここからは、IR・株主総会動画に強く、得意分野の異なる制作会社を紹介します。IR特化の映像化、配信・機材運用、大手グループの総会支援、戦略整理からの制作など、それぞれ強みが違うため、自社の場面に近い会社を見つける参考にしてください。なお掲載にあたっては、IR・株主総会向けの映像制作の対応が確認できること、公式サイトで会社情報が確認できることを基準に選んでいます。
株式会社フォーズン

株式会社フォーズンの特徴
- 株主総会・決算説明会・経営メッセージなど、伝える相手と場面に合わせて構成を企画
- グラフや数値を分かりやすく見せるモーショングラフィックスにも対応
- 最適なチーム編成で無駄な人件費をカットし、業界屈指の高品質と低価格を両立
株式会社フォーズンは、株主や投資家に何を伝えたいかを整理したうえで、企画から相談できる動画制作会社です。事業報告や財務ハイライトをグラフやアニメーションで分かりやすく見せる構成を得意としています。決算説明会から株主総会まで、用途に合わせて予算を調整したい企業に向いています。
- 会社名:株式会社フォーズン
- URL:https://foursons.co.jp/
- 住所:東京都新宿区西新宿1-5-12 ニューセントラルビル9F
- 料金:株主総会用動画:30〜100万円
決算説明会動画:10〜50万円
経営メッセージ・トップインタビュー動画:20〜50万円
株式会社i-Cue

株式会社i-Cueの特徴
- IR動画・株主総会向けの映像化・オンライン配信に対応
- PPTの制作は不要で、原稿のみの支給で事業報告映像を制作
- 年間50件以上の株主総会運営をサポートし、大手企業での採用実績が多数
株式会社i-Cueは、IR動画や株主総会の映像化・配信を中心に手がける制作会社です。原稿を渡すだけで事業報告映像を制作できるため、担当者の負担を抑えられます。総会当日だけでなく、事前・事後の映像公開にも対応しており、毎年の総会映像を継続して任せたい企業に向いています。
- 会社名:株式会社i-Cue
- URL:https://www.i-cue.jp/
- 住所:東京都新宿区市谷左内町21 市谷左内坂ビル3F
- 料金:事業報告映像(10分まで、ナレーション収録2回込み):初年度98万円(税別、テンプレートデザイン制作費含む)
2年目以降:88万円(税別、初年度デザインを踏襲する場合)
10分を超える場合:5分ごとに+20万円(税別)
ジャパンライム株式会社

ジャパンライム株式会社の特徴
- 株主総会・決算発表会の撮影、ライブ配信・アーカイブ配信に対応
- 株主総会のプロンプター機材の手配・運用サポート
- 1974年から動画制作を手がける老舗
ジャパンライム株式会社は、株主総会や決算発表会の撮影・配信を機材の運用まで含めて支える会社です。会場に来られない株主に向けたライブ配信・後日のアーカイブ配信にも対応しており、料金帯の目安を公開しています。総会の記録や配信、進行サポートまでまとめて相談したい企業に向いています。
- 会社名:ジャパンライム株式会社
- URL:https://video.japanlaim.com/
- 住所:東京都文京区本郷5-25-14
- 料金:小規模の収録・配信・機材サポート:10〜30万円
総会・発表会の撮影とライブ・後日配信:30〜50万円
プロンプター機材の手配・運用サポート:約30万円
パナソニック映像株式会社

パナソニック映像株式会社の特徴
- パナソニックグループ唯一の映像制作会社として、株主総会を20年以上サポート
- 事業報告のビジュアル化、進行スライド、ウェルカム映像、進行台本作成まで幅広く対応
- 3ヶ月前の初回打ち合わせから本番まで、段階的に進行
パナソニック映像株式会社は、株主総会の支援を20年以上続けてきた映像制作会社です。事業報告の映像化から進行資料、技術サポート、配信までを扱い、徹底したリスク管理を掲げて運営を支えるのが特徴です。大規模な総会で、映像だけでなく当日の運営面も含めて相談したい上場企業に向いています。
- 会社名:パナソニック映像株式会社
- URL:https://group.connect.panasonic.com/pvi/
- 住所:東京都品川区東品川1-3-12(大阪・東京(目黒)にも拠点あり)
- 料金:要問い合わせ
株式会社ヒューマンセントリックス

株式会社ヒューマンセントリックスの特徴
- 外注・副業なしの専任チーム体制で100名超の正社員が制作
- 「どう作るか」の前に「どう課題を解決するか」を重視する設計手法
- 2,500社・55,000本以上の制作実績
株式会社ヒューマンセントリックスは、専任チームで、IR動画を含む法人向け動画を企画から配信まで手がける制作会社です。ステークホルダーへの信頼感を高めることを目的にIR動画を位置づけています。18万円台から350万円までの料金レンジがあり、予算規模に応じて提案を受けたい企業に向いています。
- 会社名:株式会社ヒューマンセントリックス
- URL:https://www.humancentrix.com/
- 住所:東京都千代田区永田町2-13-5 赤坂エイトワンビル1F
- 料金:18万円〜、100〜300万円台、テレビCMレベルで350万円まで(動画制作全般の料金帯)
合同会社CROCO

合同会社CROCOの特徴
- IR(株主総会・決算説明会)を企画から納品までワンストップで対応
- 「黒子」として寄り添うことを掲げ、クオリティを重視した映像制作
- アニメーション・CG・CM・イベント映像など、幅広い表現に対応
合同会社CROCOは、株主総会や決算説明会の映像を企画から納品まで一括で手がける兵庫県神戸市の制作会社です。企業に寄り添う「黒子」の姿勢を掲げており、アニメーションやCGも使った表現ができます。関西エリアで、IR映像をじっくり作り込みたい企業に向いています。
- 会社名:合同会社CROCO
- URL:http://company-croco.com/
- 住所:兵庫県神戸市灘区稗原町2-3-15
- 料金:要問い合わせ
株式会社ビットセンス

株式会社ビットセンスの特徴
- 株主・投資家・従業員など、ステークホルダー向けの広報・IR動画に対応
- グラフや数値データを、正確かつ視覚的に分かりやすく表現
- 日本語・英語対応で、国内外の投資家への配信も可能
株式会社ビットセンスは、IR資料のアニメーション動画や株主総会の記録動画を、料金の目安つきで提供する制作会社です。グラフや数値を正確に見せる表現を重視しており、英語対応もできます。名古屋を拠点に、東京・大阪にも対応する会社を探している企業に向いています。
- 会社名:株式会社ビットセンス
- URL:https://www.bitsense.co.jp/
- 住所:愛知県名古屋市中区丸の内3-21-25 清風ビル8F南(東京・大阪にも拠点あり)
- 料金:IR資料アニメーション動画:約50万円
株主総会記録動画:約20万円(ロケーション費用は別途)
株式会社プルークス

株式会社プルークスの特徴
- 複雑なビジネスモデルや経営戦略を、株主・投資家に分かりやすく伝える映像を制作
- 2,000社以上・8,000本以上の制作実績
- リクルート、楽天、キヤノン、KDDIなど大手企業の実績
株式会社プルークスは、事業戦略や経営方針を投資家に伝わる形に整理することを得意とする制作会社です。2,000社以上の実績があり、複雑なビジネスモデルを分かりやすい構成にまとめるところから相談できます。戦略や中期経営計画の説明動画を作りたい企業に向いています。
- 会社名:株式会社プルークス
- URL:https://proox.co.jp/
- 住所:東京都中央区日本橋大伝馬町14-17 大伝馬町千歳ビル4F
- 料金:要問い合わせ
目的別の使い分け早見
どの会社から検討すべきか迷ったときは、次の整理で自社の目的に近いものから問い合わせてみてください。
- コストと品質のバランス重視:株式会社フォーズン
- IR・株主総会の映像化に特化した会社に任せたい:株式会社i-Cue
- 総会の撮影・配信・機材運用まで任せたい:ジャパンライム株式会社
- 総会の運営面まで含めて上場企業向けに任せたい:パナソニック映像株式会社
- 専任チームで企画から配信まで一貫して任せたい:株式会社ヒューマンセントリックス
- 関西で企画から納品まで一貫して任せたい:合同会社CROCO
- IR資料のアニメーション化を予算を見て頼みたい:株式会社ビットセンス
- 経営戦略・中期経営計画を分かりやすく伝えたい:株式会社プルークス
IR・株主総会動画の費用相場
IR・株主総会動画の費用は、1本あたり10万〜100万円程度が中心で、尺や構成の複雑さ、撮影の有無、アニメーションの作り込みによって変わります。用途別の一般的な目安は次の通りです。
- 決算説明会動画:10〜50万円
- 経営メッセージ・トップインタビュー動画:20〜50万円
- 株主総会用動画:30〜100万円
- 事業戦略・中期経営計画動画:30〜100万円
- 統合報告書・IR資料連動動画:30〜100万円
同じ「IR動画」でも価格の幅が大きいのは、情報の複雑さと映像の作り込みが金額を左右するためです。決算のポイントを短くまとめる動画と、複数の事業セグメントや中期計画をアニメーションで説明する動画とでは、必要な工数が大きく異なります。まずは伝える場面に対して「どこまでの作り込みが必要か」を決めることが、適正な予算設定の第一歩です。
費用の内訳や項目別の目安は「動画制作の相場・料金の目安」と「動画制作の見積もりの見方」で、実際の配分例は「動画制作の見積り例」で確認できます。
費用が変動する主な要因
IR・株主総会動画の見積もりで金額に差が出やすいのは、尺・情報量・当日の運用範囲の3点です。次のような条件があると、金額が上がりやすくなります。
- 尺の長さ:10分を超えるなど長くなるほど、構成・編集の工数が増える
- グラフ・アニメーションの作り込み:数値やセグメント情報を図解する場合は制作工程が増える
- 経営者の撮影:撮影日数やスタッフの人数に応じて費用が増える
- ナレーション・多言語対応:収録や翻訳、英語版の制作は追加費用がかかる
- 当日の配信・機材運用:ライブ配信やプロンプターの手配は別途費用になることが多い
逆に言えば、前年の素材やデザインを流用できるほど費用は抑えやすくなります。目的に対して必要な作り込みを見極めることが、予算調整の第一歩です。
費用を抑えるコツ
同じ会社に頼む場合でも、依頼の仕方によって費用は変わります。予算が限られている場合は、その旨を最初に伝えて優先順位を相談すると、削れる部分と残すべき部分をプロの視点で整理してもらえます。品質を落とさずに抑えるなら、次の工夫が有効です。
- 前年のフォーマットを流用する:デザインや構成を固定し、更新部分だけを制作する
- 原稿と数値データを早めに確定する:後からの修正を減らし、手戻りの工数を抑える
- 2年目以降の割引を活用する:継続契約の割引がある会社なら、毎年の総会で費用を抑えやすい
- 撮影を1日にまとめる:経営メッセージや説明会の撮影をまとめて行う
- 尺を必要な範囲に絞る:伝える情報を絞ると構成・編集の工数が減る
IR・株主総会動画を依頼する流れ
依頼から納品までは、一般的に次の流れで進みます。全体像を知っておくと、どの段階で何を準備すればよいかが分かり、制作会社とのやり取りがスムーズになります。事前に使う場面・開催日・伝えたい内容の3点を整理しておくと、見積もりの精度が上がり、初回の相談から具体的な提案を引き出せます。
- 問い合わせ:使う場面・予算感・開催日など基本情報を伝える
- ヒアリング:担当者と打ち合わせ、伝えたい内容や数値データをすり合わせる
- 概算見積もり・比較:複数社の概算を同条件で比較し、依頼先を絞り込む
- 企画・構成:原稿や構成案を作成し、社内で確認する
- 正式見積もり・契約:制作範囲が確定した金額で契約する
- 制作・確認・納品:制作と修正を経て、リハーサルで再生を確認して納品される
制作の途中では、数値やグラフの正確さをIR・経理・法務の担当者で確認する時間を見込んでおくことが大切です。確認が遅れると、開催日までの修正が間に合わなくなることがあります。
IR・株主総会動画は、企画から納品まで全体で2週間〜3ヶ月程度が目安です。決算説明会は短め、事業戦略や株主総会用の映像は長めになる傾向があります。開催日が決まっているため、そこから逆算して早めに動き始めましょう。概算と正式見積もりの違いや依頼前の準備は「動画制作の見積もりの見方|依頼の流れと確認すべきポイント」で詳しく解説しています。
IR・株主総会動画は外注すべき?内製との違い
PowerPointの画面録画などでIR動画を内製する企業もありますが、結論としては用途と求める品質で使い分けるのが現実的です。判断に迷うときは、その動画が「誰に見られ、企業への信頼にどれだけ影響するか」で考えると整理しやすくなります。簡単な決算のダイジェストは内製でも作れますが、株主総会の映像のように多くの株主が目にする動画は、構成や表現、音声の品質で印象が変わります。
- 外注が向く:株主総会の事業報告映像や経営メッセージ、統合報告書と連動する動画など、企業の印象を左右する動画
- 内製が向く:決算説明会の音声付きスライドなど、速報性を重視する簡易な発信
- ハイブリッド:軸になる総会映像は外注し、決算のダイジェストは社内で作る
判断に迷う場合は、その動画を何人が、どのような場で見るかを基準にすると整理しやすくなります。多くの株主や投資家が見る動画は、品質の差が企業への印象に直結するため外注の価値が高く、社内向けの共有であれば内製でも十分なケースが多くあります。
外注する最大のメリットは、複雑な事業内容や数値を、正確さを保ちながら分かりやすい構成に落とし込めることです。総会当日の再生や配信の運用まで任せられる会社であれば、担当者は本来の業務に集中しながら、質の高い映像を用意できます。
IR・株主総会動画の制作でよくある失敗と回避策
IR・株主総会動画の外注でよくある失敗は、いずれも社内確認の遅れや情報整理の不足が原因です。開催日が決まっている動画は、着手後に作り直す余裕がないため、事前にすり合わせておくことが何よりの予防策になります。
- 数値や表記に誤りが見つかる:数値データの出典と最新版を、IR・経理担当で早めに確定する
- 社内確認に時間がかかり間に合わない:確認者と期限を最初に決め、余裕のあるスケジュールを組む
- 情報を詰め込みすぎる:伝える情報を絞り、重要なポイントを繰り返して見せる
- 当日に再生できない:会場の機材や形式を確認し、事前にリハーサルで再生を試す
- 公開してはいけない情報が入る:未公表情報や取り扱いに注意が必要な情報を、事前に法務・IRで確認する
- 追加費用の発生:修正回数の上限と、超過時・仕様変更時の料金を契約前に確認する
これらの失敗の多くは、依頼前に確認体制とスケジュールを整えることで防げるものです。確認の流れと開催日から逆算した日程を共有しておくだけでも、進行の安定感は大きく変わります。
相見積もりで確認したいこと
候補を数社に絞ったら、各社に同じ条件を伝えて相見積もりを取るのが鉄則です。条件がバラバラだと、価格差が「企業努力」なのか「作業範囲の違い」なのか判断できません。
- 同じ条件で依頼する:使う場面・尺・開催日・当日の運用範囲を揃えて伝える
- 内訳で比べる:総額ではなく、含まれる作業範囲・修正回数・配信の有無で見る
- 極端に安い見積もりは理由を確認する:確認フローの対応や当日の運用が含まれていないケースが多い
- 提案の質を見る:「その場面ならこの構成が効果的」と返せる会社は信頼できる
発注前チェックリスト
依頼先を決めたら、契約前に次の項目を最終確認しておくと、制作を安心してスタートできます。
- 動画の目的と、使う場面・開催日を制作会社と共有できているか
- 見積もりの内訳(企画・撮影・編集・諸経費)と作業範囲を理解できているか
- 修正回数の上限と、超過時の料金を確認したか
- 完成動画の著作権・二次利用の範囲(IRサイトでの公開など)を確認したか
- 社内確認(IR・経理・法務・経営陣)の担当者と期限を決めたか
- 会場での再生形式や配信方法、リハーサルの日程を確認したか
- 翌年以降の継続利用(素材の再利用・割引)について確認したか
まとめ
IR・株主総会動画の制作会社選びは、「誰に、どの場面で、何を伝えたいか」を決め、その場面に近い実績を持つ会社に絞り、同条件の相見積もりで比較することで、多くの候補に迷わず自社に合う一社を選べます。価格の安さだけで選ばず、正確さと運用面まで任せられるかどうかで判断するのが失敗しないコツです。最後に、本記事のポイントを整理します。
- 制作会社はIR特化・総会運営型・配信機材運用型・大手グループ型・戦略ワンストップ型・料金明示型などタイプが分かれる。自社の場面に合うタイプから絞る
- 費用相場は10万〜100万円程度が中心。総額ではなく「何が含まれるか」で比較する
- 相見積もりは同じ条件で複数社。IR・株主総会の実績と、当日の運用への対応で見極める
- 数値の正確さと社内確認の時間を確保し、開催日から逆算したスケジュールで進めることが失敗を防ぐ鍵になる
- 毎年の総会を見据え、前年の素材や継続割引の活用まで確認しておくと効果が高まる
IR・株主総会動画は、場面に合った制作会社と組めれば、株主や投資家への説明を分かりやすくし、企業への理解と信頼を深める手段になります。近年は、株主総会や決算説明会でも映像を使った説明が定着しつつあり、複雑な情報を短時間で伝える方法として活用が広がっています。焦って決めず、まずは数社の実績と提案を見比べ、自社の情報を一番正確に伝えてくれる会社を選んでください。
フォーズンも、企画から納品までワンストップでIR・株主総会動画に対応しています。用途別の「動画制作の見積り例」を公開していますので、費用感の把握や相見積もりの比較にご活用ください。「まずは概算だけ知りたい」「相見積もりの1社として検討したい」という段階でも構いません。ご相談は1分でできる概算見積りフォームから承ります。1営業日以内にご返信します。
IR・株主総会動画の制作会社選びに関するよくある質問
IR・株主総会動画の費用相場はどのくらいですか?
1本あたり10万〜100万円程度が中心です。決算説明会動画で10〜50万円、経営メッセージ・トップインタビュー動画で20〜50万円、株主総会用動画や事業戦略・中期経営計画動画、統合報告書連動動画で30〜100万円が目安です。尺や構成の複雑さ、撮影の有無によって変わるため、条件を固めてから見積もりを取ると正確な金額が分かります。
制作会社は何社くらいで相見積もりを取るのがよいですか?
3社程度が効率的です。多すぎると比較もやり取りも煩雑になり、判断がぶれやすくなります。事前にIR・株主総会の実績と当日の運用への対応範囲を見て本命候補を絞り、全社に同じ条件(使う場面・尺・開催日・運用範囲・予算感)を伝えることで、提案力とコストパフォーマンスを正しく比較できます。
株主総会の当日の再生や配信も任せられますか?
会社によって対応範囲が異なります。映像の制作だけを行う会社もあれば、会場での再生、ライブ配信、プロンプターの手配、リハーサルまで対応する会社もあります。当日の運用に不安がある場合は、運用まで対応できる会社を選び、見積もりに含まれる範囲を事前に確認しておくと安心です。
IR・株主総会動画に強い制作会社は、一般の動画制作会社と何が違うのですか?
IRに強い会社は、映像技術に加えて数値や事業内容を正確に、かつ分かりやすく伝える構成力が違います。社内のIR・経理・法務による確認の流れに慣れており、開催日から逆算した進行ができるため、単に見栄えのよい動画ではなく信頼を損なわない動画を作れます。公式サイトの実績で、株主総会や決算説明会の事例があるかを見ると判断しやすくなります。
IR・株主総会動画はどんな場面で活用できますか?
株主総会での事業報告、決算説明会、IRサイト、統合報告書のQRコード連動、機関投資家向けの説明会など幅広く活用できます。総会当日だけでなく、前後にIRサイトで公開すると、来場できなかった株主にも届けられます。使う場面を想定して構成や尺を設計しておくと効果的です。
IR・株主総会動画に強い制作会社はどう探せばよいですか?
まずは「IR動画 制作会社」「株主総会 映像制作」などで検索し、各社の公式サイトでIR・株主総会の実績を確認するのが基本です。自社と近い規模や業種の事例があるか、当日の運用への対応範囲が明示されているかを見ると、得意分野と依頼のしやすさが判断できます。ヒアリングの丁寧さも、依頼前の打ち合わせで見極める一つの目安になります。


