研修動画やeラーニング教材を作ろうとしたとき、「一般的な動画制作会社に頼んでよいのか、教育に強い会社を探すべきか」で迷っていませんか。研修・動画教材は、見た目の完成度だけでなく「受講者に伝わり、行動が変わるか」が問われる点で、プロモーション動画とは評価基準が異なります。演出が上手いだけの会社に頼むと、見栄えは良くても内容が頭に残らない教材になってしまうことがあります。逆に、教育設計の知見だけでは映像として飽きられてしまうこともあり、両方のバランスを見極めることが大切です。
本記事では、研修動画・eラーニング教材の制作に強い会社を、学習コンテンツ化・LMS連携・演出力・販売教育など得意分野が異なるタイプごとに紹介するとともに、選び方・費用相場・依頼の流れまで、動画制作会社の視点で解説します。研修動画そのものの事例や作り方は「研修動画・教育動画の事例・作り方」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
研修動画の制作会社の選び方
研修動画の制作会社選びは、「何を学んでもらい、受講後にどう行動してほしいか」というゴールを先に決め、そのゴールに近い実績を持つ会社に絞ってから比較することが失敗を防ぐ近道です。研修内容やLMSとの連携要件によって、必要な企画力やシステム対応力が大きく変わるためです。
目的から逆算して「得意分野」で選ぶ
研修動画は、学ばせたい内容や活用シーンによって最適な作り方が変わります。まずはこの動画で何を達成したいかを一つ挙げてみましょう。
- 業務手順・マニュアルの標準化目的:現場の実演や画面収録を分かりやすく整理できる会社が向く
- eラーニング教材としての体系化目的:教育設計(インストラクショナルデザイン)の知見がある会社が向く
- LMS配信までまとめて任せたい目的:システムと動画制作を一体で提供できる会社が向く
- コンプライアンス・意識改革目的:ドラマ仕立てなど感情に訴える演出ができる会社が向く
目的が複数ある場合は、最も優先度の高い1本を基準に会社を選び、他の教材はその会社に追加相談するのが効率的です。
会社のタイプによって向き不向きがある
研修動画を手がける会社は、成り立ちによって大きく次のタイプに分かれます。どのタイプが自社の目的に合うかを押さえると、候補選びが速くなります。
- 学びのコンテンツ特化型:講義・研修の映像化から教材のデジタル化まで、学習コンテンツ全体を支援する
- 研修動画専門型:業界を問わず研修・eラーニング動画を専門に手がけてきた実務型
- LMS一体型:自社の学習管理システムと動画制作をセットで提供できる
- 演出力特化型:ドラマ・ドキュメンタリー仕立てなど、脚本と演出で行動変容を促す
- 販売教育・実務型:営業・販売現場向けの教育映像や、社員教育用映像の実績が豊富
公式サイトの実績ページで、教育理論や学習効果への言及があるかを確認すると、単なる映像制作会社か、教育設計にも強い会社かの見分けがつきやすくなります。
制作実績の「見るべきポイント」
公式サイトの制作実績は、その会社の得意分野を見極める最良の材料です。本数の多さだけでなく、次の観点で中身を確認すると、自社に合うかどうかが判断できます。
- 研修動画の事例があるか:プロモーション動画が中心の会社もあるため用途を確認する
- 自社と近い研修テーマの事例か:業務マニュアルかコンプライアンスかで求められる演出が異なる
- LMSやオンライン学習への対応実績があるか:配信形式に合わせた尺・章立ての提案ができるか
- 機密情報の取り扱い体制が明確か:社外秘の業務手順を扱う場合はセキュリティ体制も確認する
- 提供形態:動画だけでなく、章立て資料やテスト問題の作成まで対応できるか
制作会社の種類ごとの詳しい特徴は「動画制作会社の選び方」でも解説しています。次章では、こうしたタイプの異なる制作会社を、それぞれの強みとどんな目的に向くかとあわせて紹介します。
研修動画におすすめの制作会社
ここからは、研修動画・eラーニング教材に強く、得意分野の異なる制作会社を紹介します。学びのコンテンツ特化、研修動画専門、LMS一体型、演出力特化、販売教育など、それぞれ強みが違うため、自社の目的に近い会社を見つける参考にしてください。なお掲載にあたっては、研修・教育動画の実績があること、公式サイトで実績が確認できることを基準に選んでいます。
株式会社フォーズン

株式会社フォーズンの特徴
- 実写・画面収録・図解・モーショングラフィックスを組み合わせた教材設計に対応
- 業務マニュアルからコンプライアンス研修まで幅広い研修テーマに対応
- 最適なチーム編成で無駄な人件費をカットし、業界屈指の高品質と低価格を両立
株式会社フォーズンは、研修の目的や受講対象を整理したうえで企画から相談できる動画制作会社です。情報を詰め込みすぎず、受講者が理解しやすい順番に整理した教材設計を得意としています。特定の研修テーマに絞らず、目的に応じた最適な構成を提案できるため、初めて研修動画を内製から外注に切り替える企業にも向いています。
- 会社名:株式会社フォーズン
- URL:https://foursons.co.jp/
- 住所:東京都新宿区西新宿1-5-12 ニューセントラルビル9F
- 料金:
業務マニュアル・手順説明動画:20〜80万円
社内研修動画:30〜100万円
eラーニング・動画教材:30〜150万円
株式会社ゼータ・カンパニー

株式会社ゼータ・カンパニーの特徴
- 社員教育用映像、Eラーニング用映像、各種マニュアル映像などを幅広く制作
- 販売教育・販売支援・販促の動画で、日産自動車など大手企業との実績
- 研修動画制作サービスの特設ページを公開し、企画からワンストップで対応
株式会社ゼータ・カンパニーは、1996年設立で、社員教育用映像やEラーニング用映像を長年手がけてきた映像制作会社です。販売教育・販売支援の動画で大手企業との実績があり、営業・販売の現場向けに研修動画を作りたい企業に向いています。
- 会社名:株式会社ゼータ・カンパニー
- URL:https://www.zeta-co.jp/
- 住所:東京都渋谷区桜丘町29-35 渋谷Dマンション501
- 料金:要問い合わせ
株式会社ITBee

株式会社ITBeeの特徴
- 自社開発のeラーニングシステム「SpeedLMS」と動画制作を一体で提供
- 企画・脚本・デザイン・収録までを自社内で完結できる体制
- 官公庁・大学・大手企業など幅広いクライアントの実績を保有
株式会社ITBeeは、eラーニングシステムの開発・運用と、教材となる研修動画の制作を一体で提供できる会社です。動画を作って終わりではなく、学習管理システム上でどう配信し、受講状況をどう管理するかまで見据えて設計できるのが強みです。eラーニング教材をシステムとセットで整えたい企業に向いています。
- 会社名:株式会社ITBee
- URL:https://www.itbee.co.jp/
- 住所:東京都新宿区西新宿3-3-15 新宿ワシントンホテルアネックス4B
- 料金:スライド×合成音声:5〜30万円程度
スライド×ナレーター:10〜50万円程度
講師撮影:10〜100万円程度
※5〜10分程度の研修動画1本の目安
株式会社キューシード

株式会社キューシードの特徴
- ドラマ・ドキュメンタリー・ショートムービーなど、脚本と演出で行動変容を促す映像制作
- コンプライアンス・ブランディングなど、組織課題を解決する映像に強み
- 企業・官公庁・研究機関など幅広い分野での実績を保有
株式会社キューシードは、構成・脚本・演出の力で受講者の感情を動かし、行動変容につなげる研修映像を得意とする会社です。単なる情報伝達ではなく、ドラマ仕立てのストーリーで印象に残す表現力を強みとしています。コンプライアンス研修やハラスメント研修など、「自分ごと化」してほしい研修テーマに向いています。
- 会社名:株式会社キューシード
- URL:https://qseed.co.jp/
- 住所:東京都港区赤坂2-20-13 赤坂ヒルサイド302
- 料金:Aプラン(3分以内・編集のみ):3万円〜
Bプラン(10分程度・編集のみ):5万円〜
Cプラン(10分以内・撮影・ディレクションあり):30万円〜
ショートドラマ(1分程度×5本):100万円〜
※教育研修動画制作の特別プラン
マコー技研株式会社

マコー技研株式会社の特徴
- セミナー映像から社員研修・教育動画まで、研修系映像を専門に手がける
- 業界を問わず幅広い企業の社内研修・eラーニング動画の実績を保有
- 撮影から編集まで自社で一貫対応
マコー技研株式会社は、研修・教育動画を専門に手がけてきた実務型の映像制作会社です。特定の業界や研修テーマに偏らず、社内研修・eラーニング動画を幅広く手がけてきた経験から、初めて研修動画を作る企業にも実務的な提案がしやすいのが特徴です。研修動画の制作実績が豊富な会社に安心して任せたい企業に向いています。
- 会社名:マコー技研株式会社
- URL:https://macaw.co.jp/
- 住所:東京都豊島区南大塚3-1-6
- 料金:要問い合わせ
株式会社シグメイト

株式会社シグメイトの特徴
- 企業内の社員教育・研修用映像、生徒学習用の教育映像を制作
- 1999年設立。商品販促・会社紹介・セミナーなど幅広い映像の企画制作に対応
- ユニバーサルデザインタクシーの研修映像など、現場向け研修映像の実績
株式会社シグメイトは、企業内の社員教育・研修用映像を企画から制作まで手がける横浜の映像制作会社です。現場の運用に合わせた研修映像の実績があり、関東エリアで現場向けの研修動画を相談したい企業に向いています。
- 会社名:株式会社シグメイト
- URL:https://sigmate.co.jp/
- 住所:神奈川県横浜市中区桜木町1-101-1 クロスゲート7階
- 料金:教育用映像制作:20万円〜(撮影1日・シナリオ提供・10分以内・音楽入り)
WEB動画・ストリーミング配信:20万円〜
※出演者・地方ロケは別途
株式会社メディアオーパスプラス

株式会社メディアオーパスプラスの特徴
- 講義・講演、技能教育、企業研修などの映像制作・配信に対応
- 教材テキストやテストのデジタル化も低価格・高品質で支援
- 進学塾の映像事業部を前身に2017年設立。学校・学習塾・出版社・企業の学びを支援
株式会社メディアオーパスプラスは、「学び」の領域に特化して映像制作・配信とデジタル教材化を手がける会社です。映像だけでなく、教材テキストやテストのデジタル化まで一括で相談できるため、eラーニング教材として体系化したい企業に向いています。
- 会社名:株式会社メディアオーパスプラス
- URL:https://www.mediaopusplus.com/
- 住所:兵庫県神戸市中央区浜辺通5-1-14 神戸商工貿易センタービル18F(東京・西宮に支店あり)
- 料金:編集費(講義・セミナー映像):30分 3.3万円〜、60分 4.8万円〜
撮影費:3時間 5万円〜、6時間 6.5万円〜
字幕付与:10分ごと 4,000円〜
※設計費は別途お見積り
目的別の使い分け早見
どの会社から検討すべきか迷ったときは、次の整理で自社の目的に近いものから問い合わせてみてください。
- コストと品質のバランス重視:株式会社フォーズン
- 営業・販売現場向けの教育映像を作りたい:株式会社ゼータ・カンパニー
- LMSと動画制作をセットで整えたい:株式会社ITBee
- コンプライアンス研修などをドラマ仕立てで印象付けたい:株式会社キューシード
- 研修動画専門の会社に安心して任せたい:マコー技研株式会社
- 現場向けの研修映像を関東で相談したい:株式会社シグメイト
- 教材のデジタル化まで含めて任せたい:株式会社メディアオーパスプラス
研修動画の費用相場
研修動画の費用は、1本あたり20万〜150万円程度が中心で、研修テーマ・撮影内容・画面収録や図解の有無によって変わります。用途別の一般的な目安は次の通りです。
- 業務マニュアル・手順説明動画:20〜80万円
- 社内研修動画:30〜100万円
- コンプラ・安全衛生研修動画:30〜120万円
- eラーニング・動画教材:30〜150万円
- 営業・接客・サービス研修動画:40〜150万円
同じ「研修動画」でも価格の幅が大きいのは、教材本数と表現方法の作り込みが金額を左右するためです。講師の説明を1本撮るだけの動画と、ドラマ仕立ての寸劇や図解アニメーションを組み合わせて複数章に分ける教材とでは、必要な工程も工数も大きく異なります。まずは研修内容に対して「どこまでの作り込みが必要か」を決めることが、適正な予算設定の第一歩です。
費用の内訳や項目別の目安は「動画制作の相場・料金の目安」と「動画制作の見積もりの見方」で、実際の配分例は「動画制作の見積り例」で確認できます。
費用が変動する主な要因
研修動画の見積もりで金額に差が出やすいのは、教材本数・撮影内容・演出の作り込みの3点です。次のような条件があると、金額が上がりやすくなります。
- 複数章に分けた教材化:章立てごとに構成・編集の工数が増える
- ドラマ仕立ての寸劇撮影:出演者のキャスティングやシナリオ制作の工数が加わる
- 画面収録・操作説明の追加:システム操作などの収録・編集工程が増える
- LMSとの連携対応:配信形式に合わせた尺調整やフォーマット変換が必要になる
- 多言語版の制作:海外拠点向けに翻訳・吹き替えを行う場合に工程が加わる
逆に言えば、教材本数を絞り、シンプルな構成にするほど費用は抑えやすくなります。
費用を抑えるコツ
同じ会社に頼む場合でも、依頼の仕方によって費用は変わります。予算が限られている場合は、その旨を最初に伝えて優先順位を相談すると、削れる部分と残すべき部分をプロの視点で整理してもらえます。品質を落とさずに抑えるなら、次の工夫が有効です。
- 台本・構成案を自社で用意する:研修内容を整理した資料があれば企画工数を削減できる
- 出演を社員でまかなう:キャスティング費が不要になり、現場のリアリティも増す
- 撮影を1日にまとめる:複数教材をまとめて撮影すると1本あたりの単価を抑えやすい
- 既存資料や研修スライドを活用する:ゼロから作るより図解制作の工数を減らせる
- 複数教材をまとめて依頼する:同じ制作期間内に複数テーマをまとめると1本あたりの単価を抑えやすい
研修動画を依頼する流れ
依頼から納品までは、一般的に次の流れで進みます。全体像を知っておくと、どの段階で何を準備すればよいかが分かり、制作会社とのやり取りがスムーズになります。事前に研修の目的・受講対象・使用したい時期の3点を整理しておくと、見積もりの精度が上がり、初回の相談から具体的な提案を引き出せます。
- 問い合わせ:研修テーマ・予算感・希望納期など基本情報を伝える
- ヒアリング:担当者と打ち合わせ、研修内容や受講対象をすり合わせる
- 概算見積もり・比較:複数社の概算を同条件で比較し、依頼先を絞り込む
- 企画・構成:教材の章立てや構成案など制作内容を具体化する
- 正式見積もり・契約:制作範囲が確定した金額で契約する
- 撮影・編集・納品:撮影と編集、修正を経て納品される
企画段階では、誰が何を理解できていればゴールなのかを具体的に言語化しておくと、構成のブレを防げます。既存の研修資料や、現場でよくある質問・ミスの傾向を共有しておくと、より実践的な教材に仕上がります。
研修動画は、企画から納品まで全体で1〜3ヶ月程度が目安です。新入社員研修や年度替わりの研修スケジュールに合わせて使用したい場合は、そこから逆算して早めに動き始めましょう。概算と正式見積もりの違いや依頼前の準備は「動画制作の見積もりの見方|依頼の流れと確認すべきポイント」で詳しく解説しています。
研修動画は内製すべき?外注との違い
スマホやパワーポイントの画面収録で研修動画を内製する企業も増えていますが、結論としては研修テーマの重要度で使い分けるのが現実的です。判断に迷うときは、その研修が「誤解や理解不足が起きたときの影響がどれだけ大きいか」で考えると整理しやすくなります。コンプライアンスや安全衛生など誤った理解が重大なリスクにつながる研修は外注の価値が高く、日常的な業務連絡やちょっとしたノウハウ共有であれば内製でも十分なケースがあります。
- 外注が向く:全社員が受講するコンプライアンス研修や、複数拠点で使う標準教材。企画・構成の質が理解度を左右する
- 内製が向く:更新頻度が高い業務連絡や、部署内限定の簡易な手順共有
- ハイブリッド:軸になる研修教材は外注し、細かな更新やフォローアップ動画は社内で内製する
年に何度も新しい研修テーマが発生する企業であれば、教材のフォーマットを固定して制作会社と継続的に組むことで、毎回ゼロから企画するより効率よく質の高い教材を量産できます。
外注する最大のメリットは、受講者が理解しやすい順番に情報を整理する構成力と、繰り返し視聴に耐える教材としての完成度です。専門知識を持つ担当者ほど説明が専門的になりすぎる傾向があるため、第三者の視点で分かりやすさを設計してもらう価値は大きく、研修担当者は本来の業務に集中しながら質の高い教材を用意できます。特に複数拠点や多拠点展開の企業では、動画教材によって教育の質を均一化できる効果も大きなメリットです。
研修動画の制作でよくある失敗と回避策
研修動画の外注でよくある失敗は、いずれも依頼前の目的の曖昧さや情報整理の不足が原因です。動画は完成してから作り直すと時間もコストも大きくかかるため、着手前にすり合わせておくことが何よりの予防策になります。
- 情報を詰め込みすぎて理解が追いつかない:1本あたりで伝える情報量を絞り、章立てで分割する
- 誰向けかが曖昧で内容がぼやける:新入社員向けか管理職向けかなど受講対象を明確にする
- 更新のたびに全編作り直しになる:章立てを分けておき、変更が多い部分だけ差し替えられる構成にする
- 受講者の関心を引けず離脱する:冒頭で「学ぶ意味」を提示し、実例やクイズなど能動的に学べる工夫を入れる
- 追加費用の発生:修正回数の上限と、超過時・仕様変更時の料金を契約前に確認する
- 作っただけで受講が進まない:LMSや研修スケジュールへの組み込み方まで設計する
- 制度改定のたびに全編作り直しになる:法改正や社内規定変更が多い部分は差し替えやすい構成にしておく
これらの失敗の多くは、依頼前に伝えるべき情報を整理し、優先順位をつけることで防げるものです。既存の研修資料や過去の質問傾向を共有しておくだけでも、構成の精度は大きく変わります。
相見積もりで確認したいこと
候補を数社に絞ったら、各社に同じ条件を伝えて相見積もりを取るのが鉄則です。条件がバラバラだと、価格差が「企業努力」なのか「作業範囲の違い」なのか判断できません。
- 同じ条件で依頼する:研修テーマ・尺・教材本数・撮影内容・納期を揃えて伝える
- 内訳で比べる:総額ではなく、含まれる作業範囲・修正回数で見る
- 極端に安い見積もりは理由を確認する:企画や構成設計が含まれていないケースが多い
- 提案の質を見る:「その研修テーマならこの構成が効果的」と返せる会社は信頼できる
見積もり金額だけでなく、質問への回答の的確さや、こちらの研修課題を理解しようとする姿勢も、依頼後の進めやすさを左右する重要な判断材料です。
発注前チェックリスト
依頼先を決めたら、契約前に次の項目を最終確認しておくと、制作を安心してスタートできます。
- 研修の目的と、達成したいゴールを制作会社と共有できているか
- 見積もりの内訳(企画・撮影・編集・諸経費)と作業範囲を理解できているか
- 修正回数の上限と、超過時の料金を確認したか
- 完成動画の著作権・二次利用の範囲(社内ポータル・LMS・拠点間共有など)を確認したか
- 社外秘情報の取り扱いに関する秘密保持契約を締結したか
- 納品形式(解像度・データ形式・LMS対応フォーマット)を確認したか
- 制度改定などで今後更新が発生する可能性がある場合、更新時の費用感を確認したか
まとめ
研修動画の制作会社選びは、「何を学んでもらい、受講後にどう行動してほしいか」を決め、そのゴールに近い実績を持つ会社に絞り、同条件の相見積もりで比較することで、多くの候補に迷わず自社に合う一社を選べます。価格の安さだけで選ばず、受講者の理解と行動変容につながるかどうかで判断するのが失敗しないコツです。最後に、本記事のポイントを整理します。
- 制作会社は学びのコンテンツ特化型・研修動画専門型・LMS一体型・演出力特化型・販売教育型などタイプが分かれる。目的に合うタイプから絞る
- 費用相場は1本20万〜150万円程度が中心。総額ではなく「何が含まれるか」で比較する
- 相見積もりは同じ条件で複数社。研修動画の実績を見て、提案の質で見極める
- 情報を詰め込みすぎず受講者が理解しやすい順番に整理する構成力が、良質な研修動画の鍵になる
- 作って終わりにせず、LMS・研修スケジュールなど運用まで設計すると効果が高まる
研修動画は、目的に合った制作会社と組めれば、教育の質を安定させ、繰り返し使える教育資産になります。対面研修と違って何度でも見直せるため、拠点や勤務時間の異なる従業員にも同じ品質の教育を届けやすくなります。焦って決めず、まずは数社の実績と提案を見比べ、自社の研修目的を一番よく理解してくれる会社を選んでください。
フォーズンも、企画から納品までワンストップで研修動画に対応しています。用途別の「動画制作の見積り例」を公開していますので、費用感の把握や相見積もりの比較にご活用ください。「まずは概算だけ知りたい」「相見積もりの1社として検討したい」という段階でも構いません。ご相談は1分でできる概算見積りフォームから承ります。1営業日以内にご返信します。
研修動画の制作会社選びに関するよくある質問
研修動画の費用相場はどのくらいですか?
1本あたり20万〜150万円程度が中心です。業務マニュアル・手順説明動画で20〜80万円、社内研修動画で30〜100万円、コンプラ・安全衛生研修動画で30〜120万円、eラーニング・動画教材で30〜150万円が目安です。教材本数や撮影内容によって変わるため、条件を固めてから見積もりを取ると正確な金額が分かります。
制作会社は何社くらいで相見積もりを取るのがよいですか?
3社程度が効率的です。多すぎると比較もやり取りも煩雑になり、判断がぶれやすくなります。事前に研修動画の実績と得意分野を見て本命候補を絞り、全社に同じ条件(研修テーマ・尺・教材本数・撮影内容・納期・予算感)を伝えることで、提案力とコストパフォーマンスを正しく比較できます。
すでにある研修資料やスライドを動画化することはできますか?
はい、対応できる制作会社が多くあります。既存の研修資料やスライドがあれば、構成を組み立てる工数を減らせるため、費用や制作期間を抑えやすくなります。図解アニメーションや講師の解説映像を組み合わせることで、資料だけでは伝わりにくいニュアンスも補えます。社内に眠っている過去の研修資料も、動画化によって改めて活用しやすくなります。
研修動画に強い制作会社は、一般の動画制作会社と何が違うのですか?
研修動画に強い会社は、映像技術に加えて受講者が理解し、行動を変えるための構成設計力が違います。情報を詰め込みすぎず理解しやすい順番に整理する、重要ポイントを繰り返し提示するなど、教育効果を意識した設計ができるため、単に見栄えのよい動画ではなく、視聴後も記憶に残り「学習が定着する動画」を作れます。教育理論への言及や学習効果に関する説明があるかを見ると判断しやすくなります。過去に自社と近い業種・研修テーマを手がけた経験があるかも、あわせて確認しておくと安心です。
研修動画はどんな場面で活用できますか?
新入社員研修、社内ポータル、LMS、拠点間の教育共有、営業・接客研修、コンプライアンス研修など幅広く活用できます。一度作っておけば繰り返し利用でき、対面研修に比べて教育内容のバラつきを抑えられる点も大きなメリットです。新入社員研修のように毎年同じ時期に使う教材は、更新箇所だけを差し替える運用にしておくと長く活用できます。
研修動画に強い制作会社はどう探せばよいですか?
まずは「研修動画 制作会社」などで検索し、各社の公式サイトで研修動画の実績を確認するのが基本です。自社と近い研修テーマ(業務マニュアル・コンプライアンス・eラーニングなど)の事例があるか、教育設計に関する言及があるかを見ると、得意分野が判断できます。LMSとの連携実績があるかどうかも、システム面での対応力を見極める目安になります。問い合わせ時の質問への答え方からも、教育への理解度がある程度読み取れます。


