CMは、短い時間で商品・サービスを印象づけられる、企業のプロモーションの中でも影響力の大きい手法です。近年は、YouTubeやSNS、自社サイトなどで配信するWebCMが中心になり、中小企業でも手の届く予算で作れるようになりました。一方で、どの制作会社に頼むかで、記憶に残るCMになるかどうかが大きく変わります。「制作会社が多すぎて選べない」「WebCMに強い会社の見分け方が分からない」という声を、現場でもよく耳にします。
結論から言うと、CM制作で失敗しない近道は「CMで達成したい目的(認知・集客・販促など)と配信先を決め、それに近い実績を持つ会社に絞って、同じ条件で相見積もりを取る」ことです。制作会社には、短尺・低価格に絞った会社、企画・演出に強い会社、配信後の効果測定まで支援する会社など、得意分野の違いがあります。
本記事では、WebCMに強い制作会社をタイプ別に紹介し、あわせて選び方・費用相場・依頼の流れまで、動画制作会社の視点で解説します。CMの作り方や種類、費用は「CM動画とは?種類・費用・作り方」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
CM制作会社の選び方
CM制作会社選びは、「達成したい目的と配信先を言語化する → それに近い実績を確認する → 同条件の相見積もりで比較する」という順序で進めると、多くの候補の中から自社に合う一社にたどり着けます。目的が曖昧なまま複数社に問い合わせても、各社の提案がバラバラになり比較が難しくなります。「まず短尺を試したいのか」「キャストを立てて作り込みたいのか」「配信後の効果まで見たいのか」で、最適な会社は変わります。まず確認したいポイントは次の通りです。
- WebCM・動画広告の実績があるか:会社紹介動画ではなく、短尺のCMや広告映像の事例を見る
- 配信媒体への理解があるか:YouTube・SNSの尺や縦型・横型の仕様を理解しているか
- 表現手法が合っているか:実写・アニメーション・AI活用など、予算と目的に合う手法を提案できるか
- 見積もりの内訳が明確か:「一式」ではなく企画・撮影・編集・キャスティングが分解されているか
- 配信・効果検証まで見てくれるか:配信後の反響まで一緒に考えてくれるか
WebCMとテレビCMの違い
CMには、テレビで放映するテレビCMと、Webで配信するWebCMがあります。中小企業が最初に取り組みやすいのはWebCMです。違いを押さえておくと、依頼先を選ぶ基準がはっきりします。CMの種類ごとの詳しい解説は「CM動画とは?種類・費用・作り方」をご覧ください。
- 配信先:テレビCMは放送局の枠、WebCMはYouTube・SNS・自社サイトなど
- 費用:テレビCMは制作費に加えて放映枠の費用が必要。WebCMは制作費中心で、配信費は少額から調整できる
- 尺と仕様:WebCMは6秒〜1分程度で、縦型・横型など媒体に合わせて作り分ける
- 修正のしやすさ:WebCMは配信後に差し替えやA/Bテストをしやすい
目的から逆算して「得意分野」で選ぶ
WebCMは、予算や目的によって最適な制作会社が変わります。何を実現したいのかを先に決めると、どのタイプの会社が合うかが見えてきます。
- 低予算でまず試したい:短尺・アニメーション特化やプラン制の会社が向く
- キャストを立てて作り込みたい:企画・演出チームを持つ制作会社が向く
- 配信後の効果まで見たい:広告配信や効果測定まで対応する会社が向く
- 将来テレビCMも視野に入れたい:テレビCMも手がける会社が向く
会社のタイプによって向き不向きがある
WebCMを手がける会社は、成り立ちや強みによって大きく次のタイプに分かれます。どのタイプが自社の目的に合うかを押さえると、候補選びが速くなります。
- 短尺・低価格特化型:プラン制で、15秒〜1分のWebCMを低予算で作れる
- 企画・演出重視型:企画から演出まで作り込み、キャストを立てた本格的なWebCMに対応する
- 動画マーケティング型:配信や効果測定まで支援し、広告運用と合わせて相談できる
- AI活用型:生成AIで制作コストと納期を抑え、スピード感のある運用に強い
制作実績の「見るべきポイント」
公式サイトの制作実績は、その会社の得意分野を見極める最良の材料です。本数の多さだけでなく、次の観点で中身を確認すると、自社に合うかどうかが判断できます。
- CM・広告の実績があるか:会社紹介や採用動画が中心の会社もあるため用途を確認する
- 自社と近い業種・目的の事例か:同じ目的を達成した経験は再現性につながる
- 表現の方向性が合うか:実写・アニメ・AI活用など、トーンが自社の商品に合うか
- 配信後の反響まで語れるか:効果まで公開している会社は成果への意識が高い
制作会社の種類ごとの詳しい特徴は「動画制作会社の選び方」でも解説しています。次章では、WebCMに強い制作会社を、それぞれの強みとどんな企業に向くかとあわせて紹介します。
WebCMに強いおすすめのCM制作会社
ここからは、WebCMに強く、得意分野の異なる制作会社を紹介します。短尺・低価格特化、企画・演出重視、動画マーケティング、AI活用など、それぞれ強みが違うため、自社の目的に近い会社を見つける参考にしてください。掲載にあたっては、WebCM・CMの実績や専用サービスが公式サイトで確認できること、料金が確認できることを基準に選んでいます。
株式会社フォーズン

株式会社フォーズンのCM制作における特徴
- 最適なチーム編成で無駄な人件費をカットし、CM制作でも業界屈指の高品質と低価格を両立
- 見積り相談からプロデューサーが直接応対し、配信媒体や視聴者層を踏まえた演出プランを提案
- 幅広い業種・用途でのCM制作実績をもとに、WebCMを中心に幅広く対応
株式会社フォーズンは、CM制作をはじめ幅広い動画制作に対応する、企画力とコストパフォーマンスを両立した動画制作会社です。独自の審査を通過した精鋭クリエイターが、短い尺で商品・サービスの魅力を印象づける構成から設計し、不要な人件費や中間コストを削減して高品質かつ低価格な制作を実現します。見積り相談からプロデューサーが直接応対するため、配信媒体やターゲットに合わせた最適なプランを予算内で迅速に提案します。
- 会社名:株式会社フォーズン
- URL:https://foursons.co.jp/
- 住所:東京都新宿区西新宿1-5-12 ニューセントラルビル9F
- 料金:
ベーシックプラン(セミナー / IR動画など):10万円〜
スタンダードプラン(プロモーション動画など):25万円〜
アドバンスプラン(WebCM / ブランディング動画など):50万円〜
株式会社LOCUS

株式会社LOCUSの特徴
- Web-CM・動画広告・テレビCM・ブランディング動画など、用途別に制作サービスを展開
- 実写・アニメーション・CGそれぞれを得意とするクリエイターをアサイン
- 動画広告の各種プラットフォームへの配信やメディアプランニングにも対応
株式会社LOCUSは、動画制作とマーケティング支援を組み合わせて提案する制作会社です。WebCMを含む動画広告の制作から配信までを任せられるため、作って終わりにせず、配信後の効果まで見据えたい企業に向いています。テレビCMサービス「FAST CM」も提供しており、将来的にテレビへ広げたいときも同じ会社に相談できます。撮影なしの制作で1〜1.5ヶ月、撮影ありで1.5〜2ヶ月が目安です。
- 会社名:株式会社LOCUS
- URL:https://www.locus-inc.co.jp/
- 住所:東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント18階
- 料金:動画制作の予算帯:50〜99万円/100〜299万円/300〜499万円
株式会社SIORU(15秒動画製作所)

株式会社SIORU(15秒動画製作所)の特徴
- イラストアニメーションに特化した、15〜60秒のWebCM制作サービス
- SNS広告向けに、A/Bテスト用の2パターンを納品
- マーケティングディレクターが構成から提案し、広告配信のアドバイスにも対応
株式会社SIORUの「15秒動画製作所」は、短尺のWebCMに絞って低価格で提供する制作サービスです。撮影スタジオを持たず、既存の写真やロゴなどの素材でアニメーション動画を作るため、SNS広告やサイト掲載用の短尺動画をまず試したい企業に向いています。構成から提案するのが強みで、最短2週間〜の納期で依頼できます。撮影は実施していない点は押さえておきましょう。
- 会社名:株式会社SIORU(15秒動画製作所)
- URL:https://15secondvideo-production.com/
- 住所:奈良県奈良市東城戸町32番地(横浜オフィスあり)
- 料金:スタンダードプラン(15〜20秒・A/B用2パターン):10万円
ビジネスプラン(30〜40秒):15万円
プレミアムプラン(40〜60秒):25万円
フルカスタマイズプラン:50万円〜(都度見積)
FILMOQ株式会社

FILMOQ株式会社の特徴
- CM・WebCM・MV・ショートドラマ・ブランドムービーを企画から納品まで制作
- CM・WebCMを3つの料金段階で公開し、予算ごとの内容を明示
- 相談から企画書の依頼までフォームで受付、一次返信は1営業日以内
FILMOQ株式会社は、CMやWebCMの企画・演出に力を入れる南青山の制作会社です。料金の段階と、それぞれに含まれる撮影日数・キャスト・修正回数が公式サイトに示されているため、予算に合わせて内容を比較しながら発注したい企業に向いています。キャストを立てた本格的なWebCMを、小規模なチームで相談しやすい会社です。
- 会社名:FILMOQ株式会社
- URL:https://filmoq.co.jp/
- 住所:東京都港区南青山2-2-15
- 料金:CM・WebCM
MINIMUM(撮影1日・キャストなし・修正1回):100万円〜
STANDARD(撮影1〜2日・キャスト1名):200万円〜
PREMIUM(タレント・美術・複数尺):500万円〜
株式会社ムービーインパクト

株式会社ムービーインパクトの特徴
- 映画・テレビドラマ出身の専属ディレクターが企画・演出
- 生成AI動画とプロの演出を組み合わせた動画広告・WebCM・テレビCM制作
- 出演者の肖像権を買い取り、期間を気にせず運用できるキャスティング
株式会社ムービーインパクトは、AIの効率性と映画・ドラマ出身の演出力を組み合わせる制作会社です。生成AIを使って制作コストと納期を抑えつつ、ストーリーのある動画広告を作れるため、コストを抑えながら質も妥協したくない企業に向いています。2008年から続く会社で、AI動画広告のサービスを前面に打ち出しています。
- 会社名:株式会社ムービーインパクト
- URL:https://movieimpact.net/
- 住所:東京都大田区田園調布5-56-4(目黒区自由が丘にオフィス)
- 料金:生成AI動画:39万円〜
合同会社garakuta

合同会社garakutaの特徴
- プロモーション動画・WebCM・広告・MV・映画まで幅広く制作
- 大手企業のCMのプロデュースや、演出・編集も手がける
- 予算に合わせて制作範囲を相談できる
合同会社garakutaは、WebCMとプロモーション動画を軸に、広告からMVまで手がける制作会社です。大手企業のCMにかかわった経験を、中小企業のWebCMにも生かしています。演出にこだわったWebCMを、小回りのきく体制で作りたい企業に向いています。メッセージを短い時間で確実に伝える技術に自信があると公式サイトで述べています。
- 会社名:合同会社garakuta
- URL:https://www.garakutaoffice.com/
- 住所:東京都渋谷区代々木3-1-11 パシフィックスクエア代々木4F
- 料金:要問い合わせ
株式会社CapWorks

株式会社CapWorksの特徴
- テレビCM・WebCMの制作ページを持つ、大阪の映像制作会社(2016年設立)
- 撮影・編集のみのプランから、企画・提案つき、アニメーションつきまで3段階
- 制作費の内訳を公式サイトで例示
株式会社CapWorksは、20万円台から相談できる大阪の映像制作会社です。撮影・編集に絞ったプランから、撮影前に完成イメージまで詰める企画・提案つきのプランまで揃っており、関西で予算を抑えながらWebCMを作りたい企業に向いています。キャスト費やスタジオ費などの内訳も公式サイトで例示しているため、見積もりの中身をイメージしやすい会社です。
- 会社名:株式会社CapWorks
- URL:https://capworks.jp/
- 住所:大阪府大阪市淀川区西中島3-9-13 NLC新大阪8号館401号
- 料金:スタンダード映像制作(撮影・編集・簡単なテロップ):20万円〜
スタンダード&企画・提案:25万円〜
スタンダード&企画・提案&アニメーション:30万円〜
モバーシャル株式会社

モバーシャル株式会社の特徴
- 累計18,000本以上のオンラインビデオ・CM制作実績を持つデジタルビデオエージェンシー
- WebCMやSNS動画広告から、テレビCMまで一気通貫で対応
- 企画・制作から配信・効果測定までの動画マーケティングを支援
モバーシャル株式会社は、WebCMとSNS動画広告を数多く手がけるデジタルビデオエージェンシーです。累計18,000本を超える制作実績を自社のクリエイティブチームで積み上げており、企画から配信後の効果測定まで一気通貫で伴走できるのが特徴です。配信後の効果まで見据えて相談したい企業に向いています。キリンビバレッジや大東建託、キッコーマンなど大手企業のCMも手がけています。
- 会社名:モバーシャル株式会社
- URL:https://www.mobercial.com/
- 住所:東京都渋谷区恵比寿南2-23-17 MOBERCIAL BLDG.
- 料金:要問い合わせ
ZFILMS株式会社

ZFILMS株式会社の特徴
- TVCM・WebCM・プロダクトムービー・MV・イベント映像を企画から編集まで一貫制作
- 足立区に210㎡の自社スタジオを保有
- 全国8か所の酒蔵を取材した実績など、全国ロケに対応
ZFILMS株式会社は、自社スタジオを持ち、企画から納品までを一貫して担う映像制作会社です。WebCMに加え、短尺コンテンツの企画・運用やWeb制作まで手がけているため、映像と合わせてブランドサイトやWebの導線まで整えたい企業に向いています。2019年設立の比較的新しい会社で、目的や予算を整理するところから相談できます。
- 会社名:ZFILMS株式会社
- URL:https://zfilms.jp/
- 住所:東京都足立区南花畑4-31-21
- 料金:要問い合わせ
AA MOVIE株式会社

AA MOVIE株式会社の特徴
- WEB・TVCM、WEB・SNS用動画、LIVE配信番組などを制作する、動画に特化した制作会社
- 2000年設立で、1万件以上の映像制作実績
- 東京・渋谷の本社に加え、大阪・福岡にサテライト拠点
AA MOVIE株式会社は、20年以上にわたり動画制作に特化してきた制作会社です。WebCMやTVCM、SNS向けの動画、LIVE配信番組まで幅広く手がけており、用途が複数あり、まとめて相談したい企業に向いています。Webやグラフィックまでワンストップで依頼できる体制も整えています。取引先に大手広告代理店や出版社が並ぶ、実績の安定した会社です。
- 会社名:AA MOVIE株式会社
- URL:https://aa-movie.net/
- 住所:東京都渋谷区渋谷1-17-4 PMO渋谷4F
- 料金:要問い合わせ
目的別の使い分け早見
どの会社から検討すべきか迷ったときは、次の整理で自社の目的に近いものから問い合わせてみてください。
- コストと品質のバランス重視:株式会社フォーズン
- 配信・効果測定まで任せたい:株式会社LOCUS、モバーシャル株式会社
- 短尺のWebCMを低予算で試したい:株式会社SIORU(15秒動画製作所)、株式会社CapWorks
- キャストを立てて企画・演出から作りたい:FILMOQ株式会社、合同会社garakuta
- AIでコストと納期を抑えたい:株式会社ムービーインパクト
- 映像とWebをまとめて整えたい:ZFILMS株式会社
- 用途が複数あり、まとめて相談したい:AA MOVIE株式会社
CM制作の費用相場
WebCMの費用は、1本あたり10万〜300万円程度の幅があり、尺・表現手法(アニメか実写か)・撮影とキャストの有無・演出の作り込みによって大きく変わります。同じ「CM」でも、既存素材を使う短尺と、キャストを立てる本格的な映像とでは金額が数倍違います。作り方別の一般的な目安は次の通りです。
- 簡易なWebCM(既存素材・アニメ中心の短尺):10〜50万円
- 標準的なWebCM(実写撮影・ナレーション・テロップ):50〜150万円
- 本格的なWebCM(キャスト・演出込み、複数尺):100〜300万円
- 大型キャンペーン・テレビCM水準の品質:300万円〜
本記事で紹介した各社の公式料金でも、アニメ中心の短尺は10万円台から、実写・キャスト付きのWebCMは100万円〜が目安になっています。制作会社のタイプと、撮影・キャストの有無が金額を左右するため、まず目的と配信先を整理することが、適正な予算設定の第一歩です。なおテレビCMは、制作費とは別に放映枠の費用が必要になります。
費用の内訳や項目別の目安は「動画制作の相場・料金の目安」と「動画制作の見積もりの見方」で、実際の配分例は「動画制作の見積り例」で確認できます。
費用を抑えるコツ
同じ会社に頼む場合でも、依頼の仕方によって費用は変わります。予算が限られている場合は、その旨を最初に伝えて優先順位を相談すると、削れる部分と残すべき部分をプロの視点で整理してもらえます。品質を落とさずに抑えるなら、次の工夫が有効です。
- まず短尺から始める:15秒〜30秒のWebCMで反応を見てから展開する
- 出演を社員でまかなう:キャスティング費が不要になり、リアリティも出せる
- 尺のバリエーションをまとめて作る:1回の制作で15秒・30秒・縦型を同時に作る
- 自社の素材を活用する:既存の商品写真やロゴを提供すれば撮影費を抑えられる
CM制作を依頼する流れ
依頼から配信までは、一般的に次の流れで進みます。全体像を知っておくと、どの段階で何を準備すればよいかが分かり、制作会社とのやり取りがスムーズになります。事前に目的・予算・配信したい媒体と時期を整理しておくと、見積もりの精度が上がり、初回の相談から具体的な提案を引き出せます。
- 問い合わせ:目的・予算感・配信媒体など基本情報を伝える
- ヒアリング:担当者と打ち合わせ、伝えたいメッセージやターゲットをすり合わせる
- 概算見積もり・比較:複数社の概算を同条件で比較し、依頼先を絞り込む
- 企画・構成:コンテやシナリオなど、CMの内容を具体化する
- 正式見積もり・契約:制作範囲が確定した金額で契約する
- 撮影・編集・納品:撮影と編集、修正を経て、媒体ごとの仕様で納品される
WebCMは、企画から納品まで2週間〜2ヶ月程度が目安です。短尺のアニメ中心なら最短2週間のサービスもあり、実写撮影やキャストを伴う場合は1.5〜2ヶ月ほどを見込みます。配信開始の時期から逆算して、早めに動き始めましょう。概算と正式見積もりの違いや依頼前の準備は「動画制作の見積もりの見方|依頼の流れと確認すべきポイント」で詳しく解説しています。
CM制作は外注すべき?内製との違い
結論として、CM制作は外注が向くケースが大半です。短尺のWebCMでも、限られた秒数で伝えたいことを的確に印象づける企画力・構成力が成果を左右するため、専門的な知見なしに内製で仕上げるのは難しい領域です。判断に迷うときは、「どれだけ多くの人の目に触れるか」「ブランドイメージにどれだけ影響するか」で考えると整理しやすくなります。
- 外注が向く:広告費をかけて配信するWebCM、ブランドイメージを左右する映像
- 内製でも対応しやすい:SNS向けの簡易な短尺告知、社内向けの案内動画
- ハイブリッド:軸になるCMは外注し、そこから派生する短尺バリエーションを内製する
外注する最大のメリットは、限られた秒数に伝えたいことを凝縮する企画力と、プロの撮影・演出による説得力です。自社では当たり前すぎて説明を省きがちなポイントも、第三者の視点で整理してもらえるため、初見の視聴者にも伝わる構成に仕上げられます。CMの基本的な種類や作り方は「CM動画とは?種類・費用・作り方」で解説しています。
CM制作でよくある失敗と回避策
CM制作の外注でよくある失敗は、いずれも目的の曖昧さや配信媒体への理解不足が原因です。配信を始めてから作り直すと、広告費も無駄になりやすいため、着手前にすり合わせておくことが何よりの予防策になります。次のポイントを押さえておけば、大きなトラブルはほぼ避けられます。
- メッセージを詰め込みすぎる:短い尺で伝える情報を1つに絞る
- 媒体に合わない尺・仕様で作ってしまう:縦型・横型や尺の規格を事前に確認する
- 追加費用の発生:修正回数の上限と、超過時・仕様変更時の料金を契約前に確認する
- 配信スケジュールに間に合わない:制作期間を逆算して依頼する
- 効果が分からない:視聴数・反響・売上など見る指標を最初に決めておく
相見積もりで確認したいこと
候補を数社に絞ったら、各社に同じ条件を伝えて相見積もりを取るのが鉄則です。条件がバラバラだと、価格差が「企業努力」なのか「作業範囲の違い」なのか判断できません。
- 同じ条件で依頼する:目的・尺・配信媒体・出演者・納期を揃えて伝える
- 内訳で比べる:総額ではなく、含まれる作業範囲・修正回数で見る
- 極端に安い見積もりは理由を確認する:企画や修正が含まれていないケースが多い
- 提案の質を見る:「その目的ならこの見せ方が効果的」と返せる会社は信頼できる
発注前チェックリスト
依頼先を決めたら、契約前に次の項目を最終確認しておくと、制作を安心してスタートできます。
- CMで伝えたいメッセージとターゲット、配信媒体を制作会社と共有できているか
- 見積もりの内訳(企画・撮影・編集・キャスティング・諸経費)と作業範囲を理解できているか
- 修正回数の上限と、超過時の料金を確認したか
- 完成映像の著作権・二次利用の範囲(配信期間・媒体)を確認したか
- 出演者の肖像権の扱い(買取か期間限定か)を確認したか
- 納品形式(解像度・尺・縦型横型のバリエーション)を確認したか
まとめ
CM制作会社選びは、達成したい目的と配信先を決め、それに近い実績を持つ会社に絞り、同条件の相見積もりで比較することで、多くの候補に迷わず自社に合う一社を選べます。価格の安さだけで選ばず、「狙った相手に伝わるCMになるか」で判断するのが失敗しないコツです。最後に、本記事のポイントを整理します。
- 制作会社は短尺・低価格特化型・企画・演出重視型・動画マーケティング型・AI活用型に分かれる。目的に合うタイプから絞る
- 費用相場はWebCMで10万〜300万円程度。尺・撮影・キャストの有無で大きく変わる
- 相見積もりは同じ条件で複数社。WebCMの実績を見て、提案の質で見極める
- 短い尺に伝えたいことを絞り、配信媒体に合った仕様で作ることが成果を左右する
- まず短尺から始め、配信後の反響を見ながら広げると無駄が少ない
CMは、目的に合った制作会社と組めれば、認知や集客に長く効く広告資産になります。WebCMは配信後に差し替えやテストをしやすいため、一度作って終わりにせず、反響を見ながら育てていけます。焦って決めず、まずは数社の実績と提案を見比べてみてください。
フォーズンも、企画から納品までワンストップでCM制作に対応しています。用途別の「動画制作の見積り例」を公開していますので、費用感の把握や相見積もりの比較にご活用ください。「まずは概算だけ知りたい」「相見積もりの1社として検討したい」という段階でも構いません。ご相談は1分でできる概算見積りフォームから承ります。1営業日以内にご返信します。
CM制作会社選びに関するよくある質問
CM制作の費用相場はどのくらいですか?
WebCMは1本あたり10万〜300万円程度の幅があります。既存素材やアニメーション中心の短尺なら10〜50万円、実写撮影・ナレーション・テロップを含む標準的な制作で50〜150万円、キャストや演出を加えた本格的な制作で100〜300万円が目安です。テレビCMの場合は、制作費とは別に放映枠の費用が必要になるため、両方を分けて予算を検討しましょう。
テレビCMとWebCMは同じ会社に依頼できますか?
会社によります。テレビCM・WebCMの両方に対応する会社もあれば、WebCMや短尺の動画広告に特化した会社もあります。将来的にテレビへ展開する可能性がある場合は、両方を手がけられる会社を選ぶと、一貫したメッセージで展開しやすくなります。まずは各社の公式サイトで対応範囲を確認しましょう。
制作会社は何社くらいで相見積もりを取るのがよいですか?
3社程度が効率的です。多すぎると比較もやり取りも煩雑になり、判断がぶれやすくなります。制作会社ごとに得意な表現手法が異なるため、事前にWebCMの実績と得意分野を見て本命候補を絞り、全社に同じ条件(目的・尺・配信媒体・出演者・納期・予算感)を伝えることで、提案力とコストパフォーマンスを正しく比較できます。金額だけでなく、ヒアリングの丁寧さや企画提案の具体性も判断材料になります。
CM制作の期間はどのくらいかかりますか?
短尺のアニメーション中心なら最短2週間から、実写撮影を伴う場合は1.5〜2ヶ月程度が目安です。企画・構成に2〜4週間、キャスティングや撮影準備、撮影、編集と修正にそれぞれ数週間かかります。配信開始の時期から逆算して、早めに相談するのがおすすめです。
CM制作に強い会社はどう探せばよいですか?
まずは「CM制作会社」「WebCM 制作会社」などで検索し、各社の公式サイトでCM・動画広告の実績を確認するのが基本です。自社と近い業種・目的の事例があるか、実写・アニメ・AI活用など表現のトーンが自社の商品に合うかを見ると、得意分野が判断できます。比較サイトやマッチングサービスで候補を集める方法もありますが、掲載企業に限られる点は理解しておきましょう。


